
Vectary:Mobili Fiverが3Dデザインを採用した理由と、Vectaryを試すに至ったきっかけを教えてください。
Ricardo Rodriguez(Mobili Fiver COO): 私たちにとって、3Dの活用は必要不可欠なことでした。なぜなら、実店舗を持たないEコマースのオンラインショップだからです。私たちは、お客様が欲しい家具を自宅に置いた様子を想像し、ビジュアルとして確認できる機会を提供したいと考えました。すでに返品などの保証は用意していましたが、購入前にさらなる安心感を提供したかったのです。通常、家具を購入する際は、実店舗に足を運んで現物を確認し、サイズや色、自宅に合うかどうかをチェックするものです。
オンライン専用ショップとして、私たちは3Dテクノロジーを活用することで、このギャップを埋めることの重要性を認識しました。購入前に家具を実際に手に取って確認する体験を再現し、お客様が納得して自信を持って購入できるようにしたいと考えたのです。従来の製品写真では、この体験を再現することはできませんでした。
私たちのeショップでは、お客様が自宅の部屋や床をスキャンし、希望の家具、そのサイズ、色を選択できます。私たちは3Dモデルを最適化し、ARに即座に対応させるためにVectaryを使用しています。これにより、お客様は自宅での最終的なレイアウトを視覚的に確認でき、単に写真を見るだけではないパーソナライズされた体験が得られます。家具が自分たちの家に置かれたときの実際の様子を、お客様にしっかりと目で見てもらいたかったのです。
Vectary:ビジネス面において、Mobili Fiverが3Dの活用を開始した主な動機は何だったのでしょうか?
Ricardo Rodriguez: 海外市場に参入する新興企業として、革新的な何かを提示することは不可欠だったと考えています。特に、私たちは製品の実物を持たないオンラインのみで展開しているため、テクノロジーが購買プロセスにおいてますます重要な役割を果たす現代において、3DとARテクノロジーの導入は必要不可欠でした。海外展開においては、まさに必須のステップでした。3Dを活用することは、製品をしっかりと見せ、お客様に納得していただくためのアプローチでした。
Vectary:ビジネスが完全にオンラインであることで、イタリアを越えて市場が広がり、グローバル展開するチャンスに繋がったとお考えでしょうか?
Ricardo Rodriguez: はい、それこそが私たちのもう一つの目標でした。私たちはリーチを拡大し、自社の"Made in Italy"製品を国際市場に紹介したいと考えていました。このAR(拡張現実)を活用したアプリを開発することで、より多くのお客様にオンラインで家具を購入していただけるようになると信じています。3Dの活用は、何よりもまず、優れた顧客体験を提供することを最大の目的としています。
Vectary:デザインチームは社内にありますか、それとも外部のエージェンシーを利用していますか?
Ricardo Rodriguez: すべてインハウス(社内)で制作しています。だからこそ、Vectaryの採用を決めました。スピード感があり、チームのニーズに柔軟に対応できます。
Vectary:3Dデザインを作成する前に、常に実物サンプルを用意していますか? それとも、3Dデザインのみに頼ることもありますか?
Ricardo Rodriguez: 私たちはデザインプロセスの初期段階、つまりスケッチや紙の段階から3Dモデルを作成しています。その後、実物、特にプロトタイプを使って仕上がりを確認します。3Dデザインは実物製品を補完する重要な存在となっています。
